自由な発想をして農業の新しいビジネスモデルを創造する
農業経営というと畑や稲田で栽培したものを売るしか思いつかないだろう。狭い範囲で経営を考えてきたから大きな壁が出来てしまったのである。袋小路に入ってしまったのである。栽培した作物と言っても、品質によって格段の差があり、マーケットニーズもまったく違う。作物の種類によって利益率はまったく違う。作物による利益の格差は100倍にもなる。自動車はせいぜい10倍の違いである。農業は一次産業だから出発点であり頂点でもある。そこから多様なビジネスの展開は可能である。生鮮・加工・外食で76兆円規模のマーケットになる。野菜に限定すると2兆円規模である。お惣菜にすると10兆円規模になる。この数字から見ても、農業は小さな可能性しか開拓していないことになるのである。小さなマーケットで大きな問題を解決しようとしているのだから無理が出てくるのは当然なのである。農業は個人経営が主体だったから大きなマーケットには参入出来なかった。資金力不足が大きな原因だった。法人化したとしても、個人経営の延長にあり、経営イノベーションは出来ていない。
創造的農業経営をするには、ビジネスモデルの大転換が必要になるのである。若い女性でも主婦でも参加できるビジネスモデルが必要になるのである。さらに若い青年が夢を描くことができるような創造性が必要になるのである。土にしばられるのでは、農業を楽しめるようになる。そうすれば過酷な労働というイメージは消える。そのために創造的な栽培方法を開発したのである。それだけではない。もっと大きな利益が必要なのである。農業から食ビジネスへコンセプトの大転換である。生産から加工、外食までの一貫した圧倒的差別化である。これなら大きな利益を生み出すことはできる。これは単なるアイデアではない。そのために創造的なビジネスモデルを開発した。「自由な発想をして農業の新しいビジネスモデルを創造する」である。資料はA4版で300枚以上になる。これはまだ初歩的なものである。最終的には1000枚以上になる大作である。その中にはデジタル化して栽培管理ができるノウハウまである。ファーストステップは20町歩栽培で5年で6億円の売上げ、純利益4億円の達成である。これはやればできる状態になっている。すでに50社以上がスタートアップをした。
自由な発想をして
農業の新しいビジネスモデルを創造する